がん治療費.com
がん治療費.comは、部位・進行度に合わせて治療費がどのくらい掛かるのかを簡単に計算できるサイトです。
トップページ
注目される治療方法
放射線治療
免疫細胞療法
血管内治療
生体肝移植
子宮頸がんワクチン
治療効果の見方
部位別がんの治療費
抗がん剤の治療費
5大がんの治療費
その他の治療費
がんの検査にかかる費用
緩和医療(緩和ケア)の治療費
治療費の自己負担額
治療の相談と決定(セカンドオピニオン)
リンパ浮腫の予防と治療
脱毛のケアと対策
このサイトの使い方
お役立ちリンク集
運営者について
民間保険の活用と相談
Best 啓発サイトアワード2010年 がんがわかるWEB大賞 より良く生きるための情報部門 -大賞-
部位別がんの治療費
胃がんの治療費 肺がんの治療費 大腸がんの治療費 肝臓がんの治療費 乳がんの治療費
肺がんの治療費

肺がんの治療選択肢は、小細胞肺がんであるかあるいは非小細胞肺がんであるかによって大きく異なります。
小細胞肺がんの治療は、早期がん(限局型)であっても抗がん剤治療が中心になります。一方、非小細胞がんの場合には早期がんであれば手術や放射線治療が第一選択となり、抗がん剤治療は再発予防の補助的なものか、進行がん治療が対象になります。 以下では、小細胞肺がんと非小細胞肺がんに分け、複数の治療選択肢の治療費構造と概算費用、および自己負担額の目安について解説します。
図中の(周)は周術期の治療費、(検)は定期検査の費用、および(抗)は抗がん剤治療費を示し、そこには入院費も含まれています。自己負担額については、周術期、同時期を除く1年目、2年目以降に分けて示しています。高額療養費制度が使える場合には必ず利用するものとし、70歳未満・一般世帯の所得水準であることを前提に計算しています。差額ベッド代は一切含んでいません。 1年目の定期検査は、周術期治療や抗がん剤治療が終了した後に行うものをいい、治療中の検査費用は周術期治療費や抗がん剤治療費に含まれています。
最後に、抗がん剤の治療費については、患者さんの体重や身長により抗がん剤の使用量が変わるため、その治療費には差が生じることにご注意ください(本サイトの「抗がん剤の治療費」参照)。

【小細胞肺がん:放射線化学療法の治療費構造】

【小細胞肺がん:放射線化学療法の治療費構造】

まず、小細胞肺がんの治療のうち抗がん剤治療を行う場合の費用については、「抗がん剤の治療費」のうち「肺がんの抗がん剤治療」の項をご参考ください。ここでは、放射線治療後に抗がん剤治療を行う「放射線化学療法」の費用について解説します。
さて、放射線化学療法は放射線治療と抗がん剤治療(1コース)を入院中に行い、その後1週間程度の入院による抗がん剤治療を繰り返し3コース行うものです。合計で4コースの抗がん剤治療となります。使用する抗がん剤はシスプラチンとエトポシド併用として治療費計算を行っています。上の図では、1コース目の抗がん剤治療の費用は放射線化学療法入院費用の中に含まれており、2・3・4コース目の抗がん剤治療分が「抗がん剤費用」として示されています。この抗がん剤治療の1コースは4週間かかり、68万円という費用は3コース(3ヶ月)分の費用にあたります。抗がん剤治療の総治療費として毎月23万円程度かかることになり、その自己負担額は毎月7万円弱となります。高額療養費制度の限度額は毎月8万円強ですから、月々の自己負担は限度額未満で、この制度が丁度使えない水準になります。入院期間が1日増減すると総治療費は2万円上下します。 なお、小細胞がんは脳に転移することがよくあるために、初期治療がうまくいった場合には脳に予防的に放射線照射を行います。すべての患者さんがこの治療を受けるわけではありません。
予防的全脳照射まで行う場合の治療費の自己負担額は1年目39万円(うち周術期に9万円)、2年目6万円となります。

次に非小細胞がんの治療についてご説明します。早期の非小細胞肺がんについては、一般の切除手術の他にレーザー治療、胸腔鏡下切除手術、放射線治療、重粒子線治療等と多様な選択肢があります。患者さんの状態により複数の治療選択肢から治療法を選べるはずです。一方、進行がんになると、放射線治療、抗がん剤治療、および両者を組み合わせた治療が主となります。 ここでは早期がん治療を念頭に、胸腔鏡手術、重粒子線治療、および手術(肺葉切除術*)後に再発予防の抗がん剤治療を行う事例についてご説明します。

※注) 肺葉切除術:右肺は上葉・中葉・下葉、左肺は上葉・下葉の肺葉により構成されています。肺葉
切除術ではがん患部の拡がりにより、1つまたは2つの肺葉を切除します。

【非小細胞肺がん:胸腔鏡手術の治療費構造】

【非小細胞肺がん:胸腔鏡手術の治療費構造】

胸腔鏡手術では手術の技術料が評価されるため、開胸手術の場合と比べて周術期の治療費がやや高くなります。周術期の治療費について高額療養費制度が利用できます。
自己負担額は初年度12万円(うち周術期に10万円)、2年目5万円、3年目以降は毎年2万円程度です。入院期間が1日長く、あるいは短くなる毎に総治療費が2万円上下します。

【非小細胞肺がん:重粒子線治療の治療費構造】

【非小細胞肺がん:重粒子線治療の治療費構造】

重粒子線治療(炭素線治療)の周術期治療費は先進医療(技術料)の自己負担分が314万円と大きく、その他に入院に伴う保険診療の負担も発生します。3年目以降の定期検査の費用については、検査項目が減少し、かつ年2回の検査になることでさらに少なくなります。

【非小細胞肺がん:肺葉切除手術・術後再発予防抗がん剤治療費構造】

【非小細胞肺がん:肺葉切除手術・術後再発予防抗がん剤治療費構造】

肺葉切除手術後に再発予防の抗がん剤治療を行う場合、周術期治療費については高額療養費制度が利用可能です。初年度の自己負担分は合計すると31万円程度になります。入院期間が1日長く、あるいは短くなる毎に総治療費は2万円上下します。

最後に、「放射線治療」の治療費について1点補足しておきます。肺がんの場合、放射線治療は有力な治療選択肢のひとつであり、本サイトにおいてもU期・V期の主要な治療選択肢のひとつとしてご紹介しています。そのうち、U期・V期において同じ「放射線治療」として記載されながら周術期の治療費を見ると、金額が異なることにお気付きになるかと思います。少し専門的すぎるかと思いますが、これは診療ガイドラインに沿って、U期では「過分割照射」、V期では「通常線量分割照射」を行うことを前提に計算しているためです。過分割照射では1日2回照射するために1日あたりの治療費が高くなり、結果としてU期放射線治療の方がV期放射線治療に比べ治療費が高くなっているわけです。

トップ注目される治療方法治療効果の見方部位別がんの治療費抗がん剤の治療費緩和医療(緩和ケア)の治療費治療費の自己負担額治療の相談と決定
リンパ浮腫の予防と治療このサイトの使い方お役立ちリンク集運営者についてサイトマップ
2008 株式会社 医業経営研究所 All Rights Reserved.
このサイトの検索に伴い表示される計算結果、および抗がん剤の治療費部分については無断掲載を禁止します。
また免責事項については、このサイトの使い方をご覧ください。