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民間保険 FQA

この回以降は、質問にお答えする形でがん保険と医療保険を中心に、民間保険に関する情報をご提供します。

民間保険FQA記事配信終了のお知らせがん保険・医療保険等民間保険の活用に役立つと思われる事項について質疑形式でご紹介してきました。
本コーナーはもともと本にまとめる予定で準備していた原稿の一部を抜粋・編集したものですが、がん治療を行う患者さん・ご家族に有用と思われる部分については概ねご紹介することができました。そのため、質疑34をもちまして定期的な記事の配信を中止させていただきます。
今後、新しい情報に接した際に、改めてご紹介させていただきます。

質問.1
そもそも保険にはいるのは得ですか?
質問.2
医療保険ってどんなものですか?
質問.3
医療特約付の生命保険と医療保険とは、どこが違うのですか?
質問.4
保険に加入するかどうかを検討する前に、保険会社にどんなことを確かめればよいですか?
質問.5
医師の診査がいらないと宣伝している保険なら、現在通院治療を受けているものでも加入できるのですか?
質問.6
保険の加入申し込みをしたときに、既往症やそのときの健康状態について自覚症状がなかったので記入しませんでした。その後加入が決定し保険料を払っています。今度入院し、保険金の申請をしたら、加入申し込みのときの告知と今回の医師の診断書に食い違いがあるので支払えないという通知が来ました。保険金を受け取る方法はありますか。もし受け取れなかった場合、これまで支払ってきた保険料は返却されますか?
質問.7
保険加入の申請をしてから、どんな審査がどこでなされるのですか?決定の通知がくるまでにどのくらいかかるのですか?
質問.8
保険加入の決定通知がきた場合、保険金はいつから支払われるのですか?
質問.9
現在入院中で身寄りもなく、保険金の請求ができません。どうしたらよいでしょうか?
質問.10
入院保険金の申請はいつからできるのですか?
質問.11
どんな病気に対して保険金が支払われるのですか?保険の種類によっては保険金が支払われない病気もありますか?
質問.12
同じ病気でも、保険の種類によって支払われる保険金額が異なることがあるのですか?
質問.13
入院保険金の支払いを受けるには、どのような手続きが必要ですか。
質問.14
入院保険金は、入院しないと支払われないのですか?
質問.15
同じ病気で入院を繰り返しても保険金は支払われるのですか?
質問.16
入院した病院が変わったのですが、はじめの病院から次の病院に入院する迄1ヶ月の間がありました。この場合、保険金の支払いはどう計算されるのでしょうか?
質問.17
5日以上入院した場合に入院保険金が支払われる保険に入っています。A病院に2日入院した後、B病院に転院して4日入院したのですが、入院保険金の支払いはどうなるのでしょうか?
質問.18
大腸がん治療のため、抗がん剤治療を受けています。治療中に、病院で使用したテープのカブレが原因で点滴を中断し、カブレの治療に専念するためいったん退院し、10日後に再入院しました。入院期間ははじめの入院から通算されるでしょうか?
質問.19
過去に大腸がんで治療した際に保険金を受け取ったことがあるのですが、今度は前立腺がんで入院しています。保険金は受け取れるのでしょうか?
質問.20
退院後何日か経つと、保険金は請求しても支払われなくなるのですか?
質問.21
10日間入院した場合、1日目〜5日目までと、6日目〜10日目までの2回に分けて入院保険金を請求することはできますか?
質問.22
リハビリ入院に対しても入院給付金は支払われますか?支払われる場合、ずっと金額は変わりませんか?
質問.23
10日以上の入院に対して入院給付金が支払われる保険に加入し、現在入院中です。入院時には病院から2週間の入院と説明されていたのですが、早期の退院が望ましいし、7日目には退院できると言われました。保険金の支払いを「入院の日から」などと変更する手続きをとることはできませんか?
質問.24
ドナーになるために入院し手術することになりました。入院1日目から入院給付金が支払われる保険に入っていますが、この場合も保険金は支払われますか?支払われる場合、どんな保険金が支払われるかも教えてください。
質問.25
入院一時金ってどんなもので、どういう時に支払われるのですか?
質問.26
何回か入院を繰り返した場合、毎回入院一時金は支払われるのですか?
質問.27
通院を続けているだけでは、通院保険金は支払われないのですか?
質問.28
ハリ治療を受けているのですが、通院補償を受けることはできますか?
質問.29
在宅療養金が支払われるための条件と手続きについて教えてください?
質問.30
保険金の種類によっては、ある年齢以上になると、受取額が少なくなると聞きましたが、どういうことか教えてください。 
質問.31
保険料は一生払い続けなければならないのでしょうか?
質問.32
医療保険についている死亡時の一時金は、事故など、病気以外の原因による場合でも支払われますか? 
質問.33
夫が主契約者となって、2年前に夫婦契約でがん保険に入りました。最近になり、加入して10年以内に夫が死亡した場合は、夫の死後も私が夫の保険料を支払わなければならないと、友人から聞きました。本当ですか? NEW
質問.34
失業したため保険料を支払えなくなってしました。いつ再就職できるかもわかりません。保険を解約するしか方法はありませんか。支払えなくなった後は、いままでに支払った保険料は、まったく戻ってこないのですか? NEW
質問1.そもそも保険にはいるのは得ですか?
答) 保険に入った人を全員平均すれば損です。いいかえると、受け取る保険金の期待値から支払う保険料を差し引くとマイナスになります。まず、保険がごく一部の得をする人と大勢の損をする人によって構成されていることを考えると理解しやすいはずです。 次に、保険に入った場合に支払う保険料の使われ方をみればよくわかります。保険料は、純保険料と付加保険料に分類されます。純保険料は、ケガや病気になった人への保険金の支払いにあてられ、付加保険料は保険会社の費用や利益、つまり、保険という仕組みの維持・運営に使われるのです。

支払う保険料の使われ方
支払った保険料は保険の運営にかかる費用を除いて、その残りを保険金に充当するともいえます。これは、競馬や競輪などと同じ仕組みです。長い視野でみると、保険金の合計である純保険料が保険料の合計を上回ることはありえないことがわかります。では、平均すると損をするのであれば、保険には入らない方がいいかというと、必ずしもそういいきれません。 普通の生活をしていても、同じような確率でケガや病気といった事故は発生します。事故が発生すると、思いもよらないお金がかかります。保険に入っていればその急な支払いに備えることができます。 自分の仕事の性質や、生活習慣、遺伝なども考えて、まさかの時のために備えをするのが保険です。

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質問2.医療保険ってどんなものですか?
答) 医療保険は、病気やケガをして手術を受けたり、入院した時にお金を受け取ることができる保険です。生命保険との違いでいいますと、生命保険は保険料を払っている人が亡くなったり、高度障害といってひとりで生活できなくなるような状態、例えば、両足を失って、いつも付き添いの方に車イ支払う保険料の使われ方スを押してもらわなければならなくなったような状態になった人に対し、死亡した時と同様お金が支払われる保険のことです。
いいかえると、医療保険は病気になった人がお金のことに心配せずに安心して治療に専念できることを考えて作った保険であり、一方、生命保険は毎月保険料を支払う人が亡くなったときに、その遺族が自分の死後も安心して生活できることを考えて作った保険とも言えるでしょう。
一人っ子、独身で、年金をきちんともらえるご両親しかいない方の場合、配偶者や子供がいる方と比べ、自分が死んだ後のことを考える必要は小さくなります。その時点では生命保険のことを考える必要はなく、医療保険のことだけを検討すればよいかもしれません。
でも、そのうち、結婚して子供ができ、家族の面倒を見なければならなくなると状況は変わってきます。万が一、事故で自分がいなくなった時のことを考える必要がでてきます。
保険は、今現在の状態だけを考えて加入するのではなくて、これから起こる状態や可能性、すなわち結婚したり、子供が生まれたりすることを考慮して、加入を検討することが勧められます。  

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質問3.医療特約付の生命保険と医療保険とは、どこが違うのですか?
答) 生命保険にも病気やけがで入院したり、手術を受けた時に保険金を受け取ることができるものがあります。
最近では、ほとんどの生命保険には「特約」という形で医療保険を付加できるようになっています。
生命保険という基本的な保障の上に、医療保険という保障が乗っかったもので、いわば2階建ての構造になっている保険といえます。
広い土地を持っている場合に、二世帯住宅を建てる例で考えてみましょう。
2つの家を建てご両親と子供夫婦が別々の家に住む場合と、2階建ての家を建て1階にご両親、2階に子供夫婦が住む場合があります。
家を2軒建てる場合は、保険でいえば生命保険と医療保険に別々に入る場合にあたり、2階建ての家を建てる場合は医療保険特約のついている生命保険に入る場合にあたります。
支払う保険料を考えると、家を2軒建てる場合にあたる生命保険と医療保険に別々に入る場合には、基礎を打つ作業も、屋根瓦をふく作業も同じように必要になるので割高になるのは当然でしょう。
一方、生命保険と医療保険それぞれ別々に入る場合のメリットもあります。医療保険特約付きの生命保険の場合、生命保険が終了になったり、解約されたりすると医療保険も自動的に終了してしまいます。特約部分の医療保険だけ継続したいと思ってもそれはできません。2階建ての家を建てて、1階部分を取り除いて、2階部分だけ空中に残すのが無理であるのと同様です。
医療保険と生命保険の仕組みをよく理解して自分にあった保険を選択し、組み合わせることが重要です。

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質問4.保険に加入するかどうかを検討する前に、保険会社にどんなことを確かめればよいですか?
答)下記のリスト(表)をご参照ください。
診断一時金や入院日数、1日あたりの入院保険金などについては保険会社が加入を検討している方に最も訴えたい部分です。保険会社の広告には大きな字で、時には赤や青で強調して書いています。下記リストではそれ以外の事項についても注意を促しています。
まず、診断一時金については、その病気と診断されたら必ず保険金が支払われるように考えがちですが、実際はそうではないはずです。
心筋梗塞になったら倍額保険金を支払いますと宣伝していても、いざ保険金を請求してみると、一定期間仕事を休むよう医師が判断したときでないと支払ってくれない保険もあります。心筋梗塞といっても軽い発作ですんで、10日ほどで職場復帰したような場合、ご本人にとっては良いことですが、診断一時金が受け取れないこともあります。どのような時に受け取れないか、代表的な事例についていくつか確認しておくことをお勧めします。
次に重要なのは、どの治療を入院とみなすか、入院と外来の治療が入り組んだ場合の保険金給付はどうなるのか、あるいはどのような手術・治療に保険金がいくら支払われるかについてです。
最近のがん治療では、抗がん剤治療と放射線治療を外来で通院しながら行うケースが増えてきました。まだ入院でしか行わない病院もありますが、抗がん剤の外来治療はかなりの数の有力病院で取り入れています。
肺がんや前立腺がん治療において手術に変わる選択肢が数多く出てきている放射線治療は、外来でもできますし、入院しても数日で終了するものもあります。従来の、20日以上入院したら入院保険金が支払われるといった保険は、今となっては使えない可能性が大きくなります。
さらに、これから公的保険では新しい技術はすぐに保険が使える治療とならず、自己負担額の高額な先進医療となることが予想されます。国の医療財政事情も関係しています。
先進医療には手術に変わるものや、同じ手術でも身体への負担の小さなものが数多くあります。例えば、がんの腹腔鏡下切除術は一部のがん治療について利用可能ですが、まだすべてを対象に公的保険が使えるわけではありません。
その自己負担額についていうと、早期肺がんや前立腺がんで効果の示されている「重粒子線治療」の場合、1回の治療で300万円かかります。すべて自己負担となり高額療養費の対象ではありません。それにプラスアルファとして入院の自己負担が上乗せされます。
以上のようなケースについて、保険金支払いの有無、その金額はどうなるのでしょうか?
最後に、毎月支払う保険料の額と、それをどの程度の期間支払わなければならないか、生涯保険料が変動しないのか、よく確認してください。定期保険の場合、「20代で入るとこの程度で割安ですよ」という説明に加えて、「では40代、50代の契約更新時の保険料は月額どの程度になりますか?」と聴いて、平然としていられるか、驚くかで保険加入の意思決定は変わるはずです。

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確認項目 確認内容
保障期間と契約期間 終身保険か、定期保険? 更新があるか、不要か?
契約の独立性 従属/独立 生命保険の特約か、独立した医療保険か?
主たる保障内容 診断一時金 がんや生活習慣病と診断されただけで受け取りが可能か?受け取りに条件がつく場合があるとすると、具体的にどのような例があるか?
上皮内がんは保険金受け取りの対象か、対象の場合、保険金はいくらか?
一時金の金額が変更になることがあるか、あるとしたらそれはどのような場合でいくらになるのか?
入院一時金 主契約についているか、特約か?
入院保険金
(入院給付金)
入院して何日目から受け取れるか、日帰り入院は対象か?
1入院あたり何日まで保険金が受け取れるか?
複数の入院を通算して、何日保険金が受け取れるか?
外来で抗がん剤治療・放射線治療を行ったときに、「入院」とみなしてくれるか?
治療中に病院を変わった場合の入院期間の計算、保険金請求の際に必要となる書類について具体的に教えてほしい。
公的保険で未承認の治療を受けた場合でも保険金を受け取れるか?
手術保険金 保険金を受け取れない手術にはどのようなものがあるか?
がんの放射線治療のうち保険金を受け取れないものがあるか、あるとしたらそれは何か?
死亡保険金 保険金額はいくらか?
リビング・ニーズ特約よりもっと早く前倒しで、死亡保険金の全部または一部を治療に使うことは可能か?
特約の保障内容 通院 通院の定義は?はじめから終わりまで通院しながら治療する場合に保険金を受け取れるか?
1治療あたりの通院日数に制限はあるか?通算支払日数の上限は?
先進医療 保険金額はいくらか?あるいは自己負担額の何%まで保険金を受け取れるか?
保険料 支払期間 (終身保険の場合)一定年齢までに支払い終える短期払いは可能か?
変額/定額 保険料はずっと一定か?
更新の際にどの程度の保険料水準になるか?(30代、40代、50代)
一時払い 特約で一度に前払いが必要になるものがあるか、あれば具体的に教えてほしい。
その他 ローン 既に払い込んだ保険料をもとに、お金を借りることは可能か?

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質問5.医師の診査がいらないと宣伝している保険なら、現在通院治療を受けているものでも加入できるのですか?
答)加入できるかどうかは、通院している病気の内容によって決まります。
保険に入る時に医師の診査をわざわざ受けるのは面倒ですし、そこで何か病気を指摘されると保険に入れなくなったり、保険に入る条件が不利になったりする可能性があるので、できる限り診査を受けたくないという気持ちはよくわかります。まして病気で通院していればなおさらです。
そこでご質問のような保険への加入を検討しているのでしょうが、医師の診査がない場合でも告知義務がありますので、現在通院している状況を説明しなければなりません。医師の診査が不要であるからといって、現在通院している事実を保険会社に隠すことはできないのです。
医師の診査がないといっても保険会社の審査部による審査は行われますから、告知内容をみて保険への加入を断られたり、条件をつけられることがあります。
では、告知していないとどうなるのでしょうか。
その場合、保険会社には保険を解約することが可能になりますし、病気やケガになっても保険金を受け取れなくなることがあります。保険金が受け取れない場合、通常は解約返礼金というお金が戻ってきますが、重大な告知義務違反と判定されると返戻金さえも支払われません。告知義務違反のコストは非常に大きいとお考えください。
なお、医師の診査が不要なだけではなく、告知も不要な保険もあります。
この保険の場合、現在通院中であっても保険に加入することは可能かと思います。ただ、保険会社としてリスクの高い方が入ってくることを予め予想して保険を作っていますので、保険料が非常に割高なうえに、受け取る保険金も少なくなります。
整理しますと、医師の診査や告知の不要な保険は確かにありますが、割高で保険金も少額です。軽い病気であれば入れる保険はたくさんありますし、告知義務違反のコストを考えると保険会社にきちんと告知・相談して、保険に加入することをお勧めします。

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質問6.保険の加入申し込みをしたときに、既往症やそのときの健康状態について自覚症状がなかったので記入しませんでした。その後加入が決定し保険料を払っています。今度入院し、保険金の申請をしたら、加入申し込みのときの告知と今回の医師の診断書に食い違いがあるので支払えないという通知が来ました。保険金を受け取る方法はありますか。もし受け取れなかった場合、これまで支払ってきた保険料は返却されますか?
答)いわゆる告知義務違反に関するご質問ですが、告知しなかった既往症があったとしても、保険金が支払われるのは大きく分けて次の①、②、③の3つの場合です。④は保険会社として保険契約を解除できませんが、実質的に保険金を受け取ることはできません。
①告知しなかった既往症などと入院の原因となった病気やケガが無関係の場合
(事例)
急性気管支炎で入院したことについて告知せずに、前立腺がんで入院した
②告知しなかった既往症などと入院の原因となった病気やケガの間に関係がないといえないが、契約から2年以上保険料をきちんと支払っている場合
(事例)
高脂血症の疑いがあると指摘されていたにも拘わらず告知せず、その後保険料を払い続け、契約日から3年目に心筋梗塞で入院した
③保険会社が既往症などについて知ったが、1ヶ月以内に保険を解除しない場合
(事例)
保険の勧誘を行った保険会社の営業担当者に口頭で高血圧と診断されていることを伝えたら、それを告知書に書くと審査を通らないので書かないようにアドバイスがあり、それに従ったところ2ヶ月後に心筋梗塞で入院した
注意
営業代理店の職員と保険会社の営業担当者とは異なります。
④告知しなかった既往症などと入院の原因となった病気やケガの間に密接な関係があるが、告知後2年以上経過している場合
(事例)
子宮頚部の細胞診でクラスVの異形成があり精密検査が必要と指摘されていたにも拘わらず告知せず、その後保険料を払い続け、契約費から3年目に進行子宮頚がんで入院した
注意
告知から2年以上経過し保険会社は契約を解除できませんが、詐欺(サギ)行為と同等とみなされ保険金は支払われない可能性大です。

保険金を受け取れなかった場合、一般的には契約を解除して解除返戻金を受け取ることができます。但し、解除返礼金をなくして保険料を安くしました、といっている保険もありますので注意が必要です。
払い込んだ保険料は、「保険」という仕組みを維持するために保険料の一部を使っています。そのため返戻金は払い込んだ保険料の合計額と比べてかなり少なくなります。

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質問7.保険加入の申請をしてから、どんな審査がどこでなされるのですか?
決定の通知がくるまでにどのくらいかかるのですか?
答)保険会社が保険を引き受ける審査には、
①告知書だけによる審査 ②告知書に加え医師も診査
の二種類あります。
審査は保険会社によって審査部、査定部等さまざま部署名がありますが、専門の部署の担当者と保険会社が契約している医師によって行われます。
審査の対象は告知の内容、すなわち、過去にどのような病気をしたか、今、どのような病気にかかっているか、どのような検査の異常値があるか(=将来、どのような病気になることが予想されるか)といった事項です。
審査に要する時間は告知の内容によって大幅に異なります。
まず、告知事項がすべて「なし」の場合には、実質的に何も審査しません。
一方、医師による診査で何かひっかかる箇所があり、審査部の係長による一次審査、部課長による二次審査、それでも承諾が出ないといった場合には、保険会社が契約している医師の判断に任せられます。長ければ2〜3週間かかります。
また、保険会社には新しい契約を行う場合に各月に締切日がありますから、締切日前にできるだけ多くの契約を完了してしまおうとするため、手間のかかる申込書の審査は後回しになることがあります。
さらに、再審査といってもっと時間のかかる場合があります。
一度医師による診査を行った後、再度保険会社の医師による診査を行った結果、保険料を通常よりも高くしてよいのであれば引き受けてもよいという条件をつけて加入申請者に提示し、申請者がその保険料を支払っても保険に加入したいと納得すれば承諾されるような場合です。
この場合、保険会社と加入申請者の間を書類がいったり来たりしますので、いわゆる審査以外の時間がかかってしまいます。審査とこうした事務作業の結果、2〜3ヵ月後に審査が完了して保険証券が申請者の手元に届くという事態も生じます。
結論として、申請から保険証券が手元に届くまで、早くて2週間程度、告知の内容によっては数ヶ月かかるということになります。

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質問8.保険加入の決定通知がきた場合、保険金はいつから支払われるのですか?
答)保険会社の「責任開始期(日)」に関するご質問ですね。
責任開始期とは、保険会社に保険金の支払い義務が発生する日のことです。責任開始期については保険の約款を読んだだけではわかりにくいので少し詳しく説明します。
責任開始期とは、保険会社があなたの加入の申請を承諾した日や保険証券が届いたかどうかで決まるのではないことをまず理解する必要があります。
具体的には、保険会社の支払い義務は、保険会社が承諾することを前提に
①加入の申請を行うこと
②第1回目の保険金を支払うこと
③告知(場合によっては医師の診査)を行うこと

のうち、②と③のいずれか遅い時点となります。
加入の申請を行った後、告知を行い、それから第1回目の保険料を支払った場合には、第1回目の保険料を支払った時が責任開始期になりますし、先に保険料を支払って、それから告知した場合には告知した日が責任開始期になります。
加入の決定通知とは、保険会社が確かに保険を引き受けるという承諾の通知のことですが、これは「保険証券を発行して承諾の通知に代える」と約款に規定されており、あなたの手元に保険証券が到着した時が決定通知を受け取った日になります。
しかし、保険会社が保険証券を作成するのには時間がかかりますので、告知か第1回保険料支払時点のいずれか遅い方を責任開始期としたのです。
つまり、保険会社の承諾が後回しになっても告知と第1回保険料を支払っていることで、事故がおきた場合には原則として保険金を支払うことにしたのです。
ただ、基本ルールの説明の前で、「保険会社の承諾を前提に」と述べたところに注意してください。
あなたが告知と第1回目の保険料を支払った後で、本人が保険証券を受け取る前、すなわち保険会社の承諾の通知が届く前に保険事故が起こった場合について考えてみましょう。
この場合、保険会社は本人の事故が起こらなかったものとして、告知等本人から受け取った情報だけで、本人の保険申込を引き受けるかどうかの審査を行い、承諾するか、不承諾(謝絶)かを判断しなければなりません。
承諾の場合には、保険金が支払われます。ところが、本人の告知内容を誰がみても本人の保険加入申込を承諾しないであろうといった内容の場合(例:「C型肝炎で治療している」「人工透析を受けている」等)、保険会社は不承諾として保険金は支払いません。
結論として、告知内容に最近の病気や異状の指摘についてすべて「なし」で答えた場合には、原則どおりの支払が行われますので、告知と第1回保険料の支払で加入の要件を満たしたと考えてよいですが、告知にいくつもの病気や検診の異状について「あり」と記入した場合、保険会社は最終的にあなたの加入申請を謝絶する可能性がありますので、責任開始期は保険証券到着日と考えていた方がよいように思います。
なお、がん保険の場合には、これよりも90日ほど責任開始期が遅くなることに注意してください。厳密には、今まで説明してきた責任開始期(その日を含む)から90日経過した翌日が、がん保険の責任開始期となります。この90日間のことを待機期間といい、待機期間中にがんと診断され、あるいは入院したり手術をしても保険金は支払われません。

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質問9.現在入院中で身寄りもなく、保険金の請求ができません。どうしたらよいでしょうか?
答)保険金受取人以外の方が保険金を請求できる場合は2つあります。
一つは、今回のご質問のように受取人に保険金を請求できない事情がある場合です。この場合、配偶者や3親等内の親族の方が受取人に変わって請求をすれば保険金が支払われます。
指定代理請求人という制度がほぼこれに近い内容のものですが、請求できる親族の条件に「同居」という制限がついている場合があります。ご注意ください。
また、がん保険において、契約者であり、受取人でもある本人が入院し、がんの告知を受けていない場合に家族が保険金を請求する場合もこれにあたります。
他の一つは、保険金の請求をあらかじめ第三者に委任しておくもので、この場合、第三者に制限はありません。
今回、全く身寄りのない一人暮らしの方の入院で、事前に保険金の請求を委任していないようですので、代わりに保険金を請求してくれる親族を探すのが早道です。
それが不可能であれば、保険会社に申請書類を送ってもらう一方、保険金請求に必要となる公的な書類(印鑑証明書や住民票)だけ信頼できる方に代理で取りに行ってもらい、退院後に保険証券を添えて保険金を請求してはいかがでしょうか。
誰に請求手続きを行ってもらうにせよ、保険証券を含む書類の準備は必要となります。
また、第三者である保険会社が本人のために請求手続きを代行することはありませんのでご注意ください。

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質問10.入院保険金の申請はいつからできるのですか?
答)保険会社の約款をみますと、入院保険金を受け取る状況になった時に直ぐに保険会社に連絡するように書いています。入院保険金を支払うことができる状態になれば、受取人はいつでも保険金の支払を請求できるからです。
例えば、入院5日以上で支払う保険であれば、入院から5日目に入院保険金の申請が可能になります。
保険金は受取人からの請求がない限り支払われませんし、通常は次のような書類の提出が求められます。
  • 1.保険会社所定の請求書
  • 2.保険会社所定の医師による入院証明書
  • 3.住民票や戸籍抄本、印鑑証明書
  • 4.保険証券
手術を受けてその保険金を受けるときには手術を受けたことを証明する書類の提出も求められます。
保険会社によっては、入院が長期になると見込まれる場合には、退院する前に(入院している時に)保険金を請求することも受け付けています。
一般に、退院してから保険金が支払われることを思い出し、保険会社から書類を取寄せる方が多いようです。しかし、できるだけ早く保険金の支払を受けるためには、入院することが決まった時点で保険会社に連絡のうえ、申請が可能となる時期と必要書類について相談し、所定の書類を取り寄せでおくのが賢明です。

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質問11.どんな病気に対して保険金が支払われるのですか?保険の種類によっては保険金が支払われない病気もありますか?
答)どのような病気やケガの場合に保険金が支払われるかは、保険の約款に表示されています。一般に、私たちが保険に加入する場合、分厚くて字の小さい保険約款を読みませんが、疑問が生じたときには、虫めがねでも用意して、まず読んでみてください。そのあとで、疑問に思った事項について、是非、保険会社や代理店のコールセンターに電話をして再確認することをお勧めします。以下、よく耳にする事項についてご説明します。
1.「上皮内がん」には保険金が支払われない保険もあるし、保険金が支払われても保険金の額が少ない保険が多い
さて、病気になった時に保険金を受け取ることができると思っていたのに受け取れなかったというケースで最も有名なのが、がん保険の「上皮内がん」です。
上皮内がんは、「上皮内新生物」といっている保険会社もありますが、体の表面や胃・大腸といった消化管、子宮や腎臓などの表面を保護している上皮に発生するがんのことです。上皮は体や消化管の表面に数層の細胞からできており、上皮に発生し、上皮の中にとどまっているがんは概ね早期がんといってよいものです。
例えば、胃がんの場合でいいますと、上皮内がんであればリンパ節や他の臓器への転移の恐れも少なく、内視鏡を使った手術で切除できる場合が多く、手術の後もがんが再発する可能性が低いとされています。
上皮内がんの場合であっても、細胞の組織をとって病理で検査すると明らかに「がん」なのですが、上皮内がんについては保険金(一時金)を支払わないとする保険は以外に多く、10年以上前にがん保険に加入した方は、上皮内がんについて保険金を支払わないものが多く見受けられるので注意が必要です。
一方、最近は、上皮内がんの場合でも保険金を支払う保険が多くなってきています。しかし、受け取る保険金の額は意外に少ないので、保障内容をよく確認して加入を検討することをお勧めします。
2.一時金の支払われ方に大きな差がある
生活習慣病の保障を重視した保険も最近販売されていますが、病気の種類によっては支払われる保険金の内容、特に一時金の支払われ方が大きく異なる場合があります。
まず、保険金の額が違います。
例えば、がんや生活習慣病(糖尿病、高血圧、心筋梗塞など)を重視した保険については、そのような病気になったと診断された場合に一時金が出ます。しかし、がんと生活習慣病とでは受け取る一時金の金額が大きく異なります。
次に保険金を受け取ることができる回数が違います。
がん保険の場合の診断一時金は、がんと診断されると何回でも(条件はついていますが)支払われますが、がんや生活習慣病を重視した医療保険の場合、一時金が支払われるのは1回か2回だけです。
さらに、保険金を受け取るタイミングがさまざまです。
病気と診断されたらどの病気であってもすぐに一時金が支払われるのではありません。例えば、心筋梗塞の場合では特定の手術を受けたり、発作後一定期間就業できないと医師が認めた場合にしか一時金を支払わないという条件がついていることがあります。この場合、保険金受け取りは発症から数ヵ月後になりますことがあります。
心筋梗塞の発作があったが軽症で、1週間で職場に復帰したというような場合には一時金は支払われないこともあり、保険金の支払い条件には注意が必要です。
最後に、このタイプの保険では、がんや生活習慣病以外の病気については一時金が全く出ずに、入院した場合に限り入院保険金が支払われるタイプのものが多いことも指摘しておきます。

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質問12.同じ病気でも、保険の種類によって支払われる保険金額が異なることがあるのですか?
答)病気が同じでも保険によって受け取る保険金額が異なるのはよくあることです。
いいかえるとあなたの関心がある病気について、たくさん保険料を支払っているほど受け取りが期待できる保険金は多くなります。
また、毎月一定額の保険料を支払う場合、少ない種類の病気に保険をかけているほど、その病気にかかった場合の保険金が多くなるのは当然です。
例えば、一般の医療保険とがん保険に入っている場合を比較してみましょう。
多くの病気をカバーしている医療保険の場合、病気になったときにはそれがどのような病気であっても一時金や入院時に何がしかの保険金が受け取れます。一方、がん保険の場合、糖尿病や心筋梗塞で入院しても保険金は受け取れません。
ただ、がんになった場合には、一般の医療保険であっても診断一時金や入院保険金を受け取ることが可能ですが、受け取る保険金の額はがん保険に比べるとかなり少ないものになります。がん保険の場合、他の病気になったときの保障がないかわりに、がんになった時の保障が厚くなっているからです。
具体的に、一時金の金額について医療保険とがん保険を比べてみましょう。
一般の医療保険では手術した場合に限り数十万円しか保険金が支払われませんが、がん保険に入っていてがんで入院して手術をした場合、診断一時金や入院保険金等が数百万円支払われます。
この仕組みはルーレットと同じです。病気を賭け事といっしょにするのは不謹慎かもしれませんが、保険は病気やケガに「当たった」時にお金を受け取れるのですから、賭け事と同じ仕組みで運営されているのです。
赤か黒にチップを置いて当たると倍になって返ってきますが、1つの数字にチップを置いて当たると36倍になって返ってきます。ただ、当たる確率は両者で大きく異なります。
保険の場合もこれと同じです。保険料(=チップ)が同じであれば、多くの病気をカバーする保険(赤や黒にチップを置く場合に相当します)の方が、特定の病気に限定した保険(例えば、がん保険。1つの数字にチップを置く場合に相当します)より保険金を受け取る可能性は高くなりますが、受け取る保険金が少ないのはこのためです。
受け取る保険金を多くしたいのは誰でも考えることですが、その分保険料は高くなります。
病気やケガについては公的保険でかなりの部分がカバーされます。かかることを想定する病気の種類を絞り込んで、その病気になったときに困らない水準の備えを考えるのもひとつの手です。

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質問13.入院保険金の支払いを受けるには、どのような手続きが必要ですか。
答)入院して保険金を請求できる状態になった場合に、下に示すような書類を保険会社に送付すると1週間程度で支払われます。保険会社によって必要な書類が異なる場合がありますのでご注意ください。
  • @ 保険会社が指定する様式の請求書(保険会社から送ってもらう必要があります)
  • A 保険会社が指定する医師の入院証明書
  • B (手術一時金を受け取る場合)手術を受けたことを証明する書類
  • C 住民票(もしくは戸籍抄本)
  • D 保険金受取人の戸籍抄本および印鑑証明書
  • E 保険証券
病院からAやBのような証明書を発行してもらう費用(1通あたり4〜5千円)やC・Dを市区町村で発行してもらう費用(1通あたり300円〜450円)は自己負担となり、保険会社に請求できませんので注意してください。

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質問14.入院保険金は、入院しないと支払われないのですか?
答)日帰りでも保険金が支払われるものと、1泊2日以上の入院が必要なものとがあります。
入院というと、パジャマや洗面用具を準備して一泊以上病院に泊まることを想像しがちです。事実、1泊2日以上入院した場合にのみ、入院保険金が支払われるとしている医療保険も数多くあります。
しかし、入院した日と同じ日に退院する「日帰り入院」というものもあります。
医療技術の進歩と共に、かなりの手術が日帰りでできるようになりました。ヘルニアや痔の手術、腹腔鏡下胆のう摘出術、胃や大腸ポリープ切除術、初期の乳がんの手術など、昔は入院しないとできなかった手術について、今は日帰り手術の対象になっています。
加入した保険に、日帰り入院の場合であっても保険金(入院一時金を含む)を支払うという規定があれば一泊入院しないでも保険金は支払われます。
但し、その場合でも病院が日帰り入院として取り扱っていない、すなわち入院外(=外来)としての請求を行っている場合には保険金は支払われません。
病院は医療費のうち3割は患者から受け取りますが、残り7割は公的保険に請求します。手術を含め1日で治療が終了した際に、患者さんが受け取ることのできる診療明細書または公的保険への請求報酬明細書(レセプト)の写において、「入院基本料」という項目が記載されていると日帰り入院とみなす保険会社が多いようです。
日帰りで手術などの治療をする場合、保険加入のことを病院に伝えて、自分の受ける治療が「入院」に該当するのかどうか確認しておくとよいと思います。

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質問15.同じ病気で入院を繰り返しても保険金は支払われるのですか?
答)支払われる保険金と支払われない保険金があります。
例えば、医療保険の入院保険金についてですが、何回でも支払われます。一度退院しても次の入院までの期間が180日以内であれば同一の入院として取り扱われます。
その場合、同一の病気の治療であることが必要で、異なる病気で入院すると同一の入院とはなりません。
何度入院しても大丈夫とはいえ、保険金が支払われる入院日数には上限がありますので注意してください。保険金支払いの対象となる日数が通算してその上限を超えた分については保険金が支払われません。
次に、多くのがん保険では「何回でも」診断給付金を支払うとうたっています。しかし、ほぼすべての保険について、「最初の診断から2年を越えてがんの治療を目的として入院した場合」に限り支払うという内容になっています。言い換えると、2年以内にがんが再発して治療した場合は、保険金支払いの対象外であるということです。
ある程度進行したがんでは、1〜2年で再発が発見されることが多く、そうした場合には「何回でも」と書いてあっても保険金は支払われません。
一方、がん保険で、診断給付金はないが入院保険金が支払われるタイプの保険の場合、入院日数に制限はなく、何度でも保険金が支払われます。
このように、保険によって支払いの対象となる保険金の種類や保険金の支払われる条件がそれぞれ異なるのが実情です。

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質問16.入院した病院が変わったのですが、はじめの病院から次の病院に入院する迄1ヶ月の間がありました。
この場合、保険金の支払いはどう計算されるのでしょうか?
答)転院した場合に、2つの入院を1つとみなすのは、その間隔が数日間である場合に限るとするのが一般的です。言いかえると、1ヶ月も間があくと別の入院とみなすのが通常です。
しかし、2つの入院に関連性があり(例:同じ病気で入院した)、入院の間隔が180日以内であれば1つの入院とみなします。
例えば、乳がんで最初の入院時に手術をして1回だけ抗がん剤治療をした後、2回目以降の抗がん剤治療を自宅近くの病院で行う場合を考えます。実際によく行われるパターンです。
乳がんの抗がん剤治療は多剤併用療法といって、3種類程度の抗がん剤を注射します。副作用の大きな場合を想定して入院して治療することもあります。
多剤併用療法では、1ヶ月間に2週間入院して抗がん剤を注射し、2週間何もしないで休む、といったサイクルを4〜6回繰り返します。
では、第1回目の抗がん剤治療を終え、転院した病院で入院して抗がん剤の治療を行おうとしたところ、患者さんに体力がないとか白血球の数が少ないといった理由で治療を1ヶ月以上休んだ場合にはどのように取り扱われるのでしょうか。こうしたケースは決して珍しいものではありませんし、最初の入院治療を終え退院した後、次に入院して抗がん剤治療を行うまでに1ヶ月以上経過しても、多剤併用療法としての治療の継続性・一貫性は明らかに保たれています。2つの入院には充分関連性があります。
長くなりましたが、主治医の協力を得てこうした治療の実態をきちんと説明すれば、入院と入院の間に相当の間があいても1つの入院とみなして保険金を計算してくれるはずです。

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質問17.5日以上入院した場合に入院保険金が支払われる保険に入っています。
A病院に2日入院した後、B病院に転院して4日入院したのですが、入院保険金の支払いはどうなるのでしょうか?
答)2回の入院の関連性や入退院日により取り扱いが異なります。入院保険金の仕組みについて以下に詳しくご説明します。
まず、原則として、入院保険金は入院のつど支払われるようになっています。5日以上入院すると保険金が受け取れるという保険の場合、5日目からの入院保険金が支払われ、最初の4日間の分は支払われません。
日数の計算上、各入院の入院日数が5日以上であることが支払いの条件になっていることが必要ですので、1回目の入院が2日間、2回目の入院が4日間であればそれぞれ5日以上の入院ではありませんので保険金は支払われません。これが原則です。
ところが、通常の保険の約款には、受取人が転入院や再入院した場合、それを証明する書類があり、保険会社がそれを認めた場合には、複数の入院を継続して1回の入院とみなし保険金を支払うという規定があります。
お問い合わせの場合、2回の入院の原因である病気が同じ場合で、A病院からB病院へ日数を置かず転院した場合には、A病院の主治医から同一の病気を原因とする転院であるとの証明書をもらって保険会社に請求すれば、入院日数は(2日+4日)=6日として計算されます。この場合、5日以上入院したことになりますので、6日−4日=2日分の入院保険金が支払われます。
また、A病院からB病院への転院が同じ日に行われた場合には、A病院を退院した日とB病院に入院した日を重複して入院日数とはしません。すると入院日数は5日とされますので、1日分だけの入院給付金が出ることになります。
以上の3つの場合について、右図のように整理しました。ご参照ください。

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質問18.大腸がん治療のため、抗がん剤治療を受けています。治療中に、病院で使用したテープのカブレが原因で点滴を中断し、カブレの治療に専念するためいったん退院し、10日後に再入院しました。入院期間ははじめの入院から通算されるでしょうか?
答)通算されます。
2回にわたる入院は、一連の継続したがんの治療を目的としたものです。治療上の理由によりやむをえない事情で一時的に退院したものであり、本来であれば継続して入院治療していたはずです。
保険金申請の際に、主治医に2回に入院を分けた事情について説明する書面を書いてもらえば保険金が支払われます。
余談ですが、保険会社としても、2回の入院を別として扱うと結局不利になるはずです。
患者さんとしては、2回の入院を別な入院として扱われることを知ると、実際には皮膚のカブレの治療だけであるにも拘わらずがん治療の継続として10日余分に入院する誘因が発生します。ただでさえ入院と退院を繰り返すのは面倒ですし、がん患者さんにとっては体力的にも大変です。主治医から入院は必要ないと説明しても、保険金が出ないこともあり退院したくないということになります。
病院としても患者さんがひっきりなしに入院してくる病院でない限り、ベッドが空いてしまうのは避けたいとも考えますし、がん患者さんの諸事情に配慮すると要望を受け入れがちになります。
このような場合の入院保険金の支払いを考えると、患者さん、病院、そして保険会社にとっても、今回のような場合については2回の入院を1回の入院と通算することを認める方が得なのです。

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質問19.過去に大腸がんで治療した際に保険金を受け取ったことがあるのですが、今度は前立腺がんで入院しています。保険金は受け取れるのでしょうか?
答)がん保険や医療保険に加入しているのであれば何らかの保険金を受け取れるはずです。
まず、診断一時金については、がんと最初に診断された時しか受け取れないものもありますが、最近は複数回、診断一時金を受け取れる保険が増えています。後者の保険に加入していれば、お問合せの場合について、大腸がんに関する診断一時金を受け取った時の入院日から今回の入院日まで2年以上経過していると、再度診断一時金を受け取ることが可能です。
がん保険ではない一般の医療保険では、診断一時金を支払うものがそれほど多くありませんでしたが、近年、がんの保障に重点を置いた保険も登場し、診断一時金を複数回受け取ることができるようになってきています。
さらに、今回の入院で手術を行うのであれば手術保険金も受け取れます。ただ、手術の種類によっては保険金を受け取ることのできる回数に制限がありますのでご注意ください。
入院保険金は何回目のがんによる入院であっても、通算して何日間分でも受け取れます。従って、今回の入院においても入院保険金は受け取れます
その他、退院祝い金(一時金)や通院保険金を受け取ることができる保険もあります。
最近、「何度でも」保険金を支払うとうたったがん保険の広告を見かけますが、受け取り可能な保険金(診断一時金、入院保険金、通院保険金等)それぞれについて、受け取り対象となる期間や回数などについて細かい条件がついています。加入申請前によく確認しておきましょう。

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質問20.退院後何日か経つと、保険金は請求しても支払われなくなるのですか?
答)  短期では問題ありませんが、長期になると原則として支払われなくなります。
「原則として」と回りくどい言い方をしたのには理由があります。
まず、退院後数週間経過した程度では全く問題なく保険金は支払われます。問題になるのは、保険金を未請求のまま数年放置したような場合です。一般的には、保険金の受け取りは3年間請求しなければ時効となり、保険会社には支払う義務がなくなります。
がん保険や医療保険に加入すると、毎年年末迄に保険料の控除証明書が自宅に届きますし、最近は保障の内容を改めて確認する説明書もついています。
保険会社としても契約者に保険の内容を何度も確認する努力を行っていますし、加入者も忘れていたわけですから、長期に亘り請求を行わなかった場合には、保険会社もすぐに支払を了承するとは思えません。
ただ、保険会社の対応はそれほど硬いものではありません。保険金の申請が遅れたことについてやむを得ぬ事情があれば考慮してくれる場合があります。
例えば、生命保険の死亡保険金について、契約者が事故で死亡し、保険に入っていたことを遺族に知らせておらず、住所変更の届出を行っていないような場合もそれほど珍しいことではありません。そのため、定期的な保険会社からの通知を遺族が目にすることなく、亡くなった方が生命保険に加入していたことを遺族は知らない状態が続きます。
事故から数年経過し、遺族がたまたま保険証券を見つけたとか、勤務先の関係者を通じて保険料支払いの事実がわかったというような場合、契約上は時効になっていることもあります。
こうした場合でも、保険会社が事情に配慮し、保険金を支払うことはあります。
保険約款では、保険金支払いに該当する事故が発生した際には、速やかに保険会社に連絡することとなっています。
手術を伴う入院が決まった場合、すぐに健康保険組合等に相談して高額療養費に関わる「健康保険限度額適用認定証」を入手し病院に提出すると同時に、保険会社に連絡し保険金請求に必要な書類を取り寄せることをお勧めします。

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質問21.10日間入院した場合、1日目〜5日目までと6日目〜10日目までの2回に分けて入院保険金を請求することはできますか?
答)できます。
入院保険金は支払いを約束した病気やケガによる入院が発生すれば請求できます。ご質問については、入院1日目から保険金を請求できるようなタイプの保険に加入していることが前提になりますが、分割して保険金を請求することは可能です。
しかし、保険金の請求には、発行手数料が数千円もかかる病院の証明書、市区町村の交付する印鑑証明者・住民票(1通あたり数百円かかります)、さらに保険会社指定の請求書を準備しなければなりません。
この時間・手間と費用のことを考えると、退院後に一括して速やかに手続きを行うことが現実的であると思います。

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質問22.リハビリ入院に対しても入院給付金は支払われますか?支払われる場合、ずっと金額は変わりませんか?
答)支払われます。
治療の流れをみるとよくわかります。例えば、急性心筋梗塞で入院したときのことを考えて見ましょう。
急性心筋梗塞で救急病院に担ぎ込まれると、通常、PTCA(経皮的冠動脈形成術)という、細くなった血管を広げる治療を受けます。バルーンカテーテルという先端にふくらませていない状態の風船をつけた細い管を、太ももの血管から詰まって細くなった心臓の血管部分まで入れ、その部分で風船をふくらませて血管を広げるのです。
順調であれば、数時間でPTCAの治療は完了です。
この病気で入院した場合、急性期のPTCA治療を乗り越えた入院期間の殆どの部分はリハビリであると言っても過言ではありません。PTCAの翌日からベッドの上で座ったり、立ち上がったり、廊下を歩いたりして、自宅・職場に帰るためのトレーニングを行うのです。
脳梗塞の場合には、集中的な治療とリハビリについて病院を分けて行うケースもあります。発作時の治療は救急・急性期病院で行い、その後、リハビリ専門の病院に転院してリハビリ治療を続け、退院にいたるという流れになります。この場合、2つの病院における治療は一連のものと理解されますし、保険金支払いにあたり一回の入院として解釈されます。
さらに、早期の胃がんにおいても、手術で患部を取り去った後は特に抗がん剤等の治療を行わず、一日も早く日常生活に戻るためのリハビリに専念します。
結論として、リハビリは正式な治療の一環であり、保険金を支払う対象となる入院期間の範囲内(一回の入院日数の上限とトータルの入院日数の上限があるので注意が必要です)であれば、同額の入院保険金が支払われます。

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質問23.10日以上の入院に対して入院給付金が支払われる保険に加入し、現在入院中です。入院時には病院から2週間の入院と説明されていたのですが、早期の退院が望ましいし、7日目には退院できると言われました。保険金の支払いを「入院の日から」などと変更する手続きをとることはできませんか?
答)これは無理です。
保険というのは将来事故が起こるか起こらないかわからない時点で、事故が起こる確率を考えて、保険料を支払うもの(加入者)と保険を引き受けるもの(保険会社)との間で事前に契約を取り交わすものです。
今回のご相談は、ルーレットで赤黒を予想することにし、事前に赤にチップをはっておきながら、黒に玉が入ったのを見た後になって、チップを貼る場所を「黒」に変更してよいですか、と言い出すようなものです。カジノでそんなことを言ったら追い出されるかもしれません。
同様に、1日あたり5千円支払われる保険に加入していたところ、入院することが決まった時点で1万円支払われる保険に変更したいと申し出ても、当然、受け付けてもらえません。
最近は医療技術の進歩や病院の経営上の要請から、入院日数が短縮化しています。そのため、医療保険でも入院した日から支払われるタイプのものが主流となり始めています。
一方、何十年も前に加入した保険には、10日あるいは2週間以上入院しないと入院保険金が支払われないものも多く、実際には使えない、意味のない保障内容になっています。
そうした保険に加入している方は、保険の見直しを行うのも一案かと思います。

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質問24.ドナーになるために入院し手術することになりました。入院1日目から入院給付金が支払われる保険に入っていますが、この場合も保険金は支払われますか?支払われる場合、どんな保険金が支払われるかも教えてください。
答)従来、医療保険では、ドナーで入院した場合に保険金を支払っていませんでした。しかし、4年ほど前に、骨髄ドナーを対象に保険金を支払う保険が登場しました。その内容をみると、対象となる保険に加入していれば追加の保険料負担なく、骨髄ドナーとして入院・手術した場合に入院保険金や手術一時金を受け取ることができるというものです。ご自分の加入している保険にそうしたサービスが付加されているかどうか是非ご確認ください。
話が前後しますが、ドナーとは、肝臓、腎臓や骨髄等の移植手術の際に自分の臓器を提供する人のことをいいます。医療技術の進歩に伴い、さまざまな病気の治療に移植技術を適用できる可能性が高まり、自分の家族を初め、他の方のドナーになる機会は、今後ますます増えるものと予想されます。
ただ、上記のとおり骨髄移植に伴うドナーの費用負担を補償する流れはできましたが、他の臓器のドナーとなる場合の保険は未だ登場していないのが実情です。
一般の医療保険では特に断りのない限り、契約者自身の治療目的に直接関係のない手術等については保険金を支払いません。そのため、契約者が移植手術を受ける場合には保険金が支払われますが、家族を含め、他の人のためにドナーとなって入院し手術を受ける場合には保険金が支払われないのです。骨髄ドナーへの保険金支払いはその例外です。
では骨髄ドナー以外のドナーの方の医療費をカバーする保険が皆無かというと、ドナーの治療に要した費用を負担するがん保険がひとつだけあります。この保険では、契約者ががんと診断され臓器移植を受ける際に、自分の移植手術に要する費用に加え、ドナーの方の入院・手術に要した費用についてもすべて負担します。
言い換えると、自分が移植手術を行う場合に、ドナーとなってくださる方の費用までがん保険で面倒をみてもらえるという内容になっています。この保険に加入していても、契約者自身が他人のドナーになる場合の費用については負担しない、という原則に変わりはありません。
多くの医療保険において、ドナーの医療費を補償する範囲が骨髄移植以外にも広がることが待たれています。

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質問25.入院一時金ってどんなもので、どういう時に支払われるのですか?
答)病気やケガで入院したときに受け取ることができます。
入院一時金は、1泊2日以上、あるいは2泊3日以上入院した場合に、3万円とか5万円程度の額が支払われる保険金です。最近は日帰り入院も対象にする保険が登場しています。
入院の準備をする諸費用の支払いを補償することを目的にするものですから、それほどまとまったお金が支払われるわけではありません。
入院一時金は申請して保険会社の承諾が得られれば1週間程度で支払われますが、保険会社から申請書を取りよせ、作成、送付、保険会社による審査という手続きがありますので、保険金の支払いを受けるまで実質的に最低10日程度はかかるはずです。
余談ですが、入院当初、負担金額の大きなものは病院に預ける予納金です。
入院時の予納金については受ける治療や入院する部屋によって病院から要求される金額に大きな開きがあります。一般の治療では5万円〜10万円程度ですが、一部の病気やケガ(例えば、交通事故)では10万円以上の予納金を求められるケースが多いようです。退院時に、予納金と実際にかかった費用との差額が精算されます。
入院一時金は入院の準備をする諸費用の補償を目的にした保険金で、負担の大きな入院時予納金の支払いに間に合うと助かります。しかし、実際には入院が発生してから申請手続きを開始せざるを得ないために、その受け取りは入院時予納金の納付には間に合わないようです。

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質問26.何回か入院を繰り返した場合、毎回入院一時金は支払われるのですか?
答)入院一時金の支払われる入院とその回数については、いくつか注意する点があります。
まず、入院一時金が支払われるのは、入院保険金が支払われる入院を行った場合に限られます。
入院7日以上で入院保険金が支払われる保険に加入している場合、入院期間が6日間以下の場合には入院保険金は支払われません。入院保険金が支払われない入院ですので、入院一時金も支払われないことになります。
ご質問については、原則として、入院保険金が支払われる入院については、毎回入院一時金が支払われる、とご理解ください。
ただ、保険によってはさまざまな制限が付いています。例えば、入院一時金の受取回数に限度(例:10回まで)がある保険があります。
また、入院保険金を受け取れる入院日数には通算して1000日とか制限が付いているので、入院一時金を受け取れる機会にも制限が生じます。つまり、入院保険金を受け取ることができる入院日数の限度を超えると入院保険金は支払われなくなります。その結果として、それ以降の入院については自動的に入院一時金も出なくなることになるのです。

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質問27.通院を続けているだけでは、通院保険金は支払われないのですか?
答)通院保険金は、入院後に引き続きその病気の治療を行うための通院でないと支払われません。
通院保険金は、入院時の補償を目的につくられた保険の特約として、通院した時に支払われる保険金です。この保険の場合、入院の際にお金を支払う保険が主となりますので、あくまで入院した後の通院でなければ保険金は支払われません。なお、入院とは無関係に、通院だけを対象とした保険はありません。
具体的な例として、ただ風邪を引いたとか、高血圧なので通院したというのではダメで、肺炎や骨折で入院して、退院後にそのフォローアップを行うために通院するような場合でないと保険金は支払われないのです。
ただ、退院後に在宅で療養し、往診を受けた場合でも通院保険金は支払われます。
保険金額については、通院した日あたり3千円とか、6千円とかいった一定金額が支払われます。
支払いの対象となる期間については、退院後一定期間(120日という設定が多い)以内の通院で、通院日を合計して一定期間まで(例:30日間を上限)支払われます。
1日に2回以上通院しても1日分しか支払われませんし、1日通院して複数の治療を受けた場合でも1日分だけの保険金しか支払われません。
保険金を受け取るには、入院の場合同様、保険会社指定の書類を提出する必要があります。
保険会社指定の申込書のほか、医師の証明、保険証書、さらに住民票や印鑑証明所等が必要になります。書類に不備がなければ1週間程度で支払われるはずです。

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質問28.ハリ治療を受けているのですが、通院補償を受けることはできますか?
答)病気やケガの種類によっては通院保険金を受けることが可能です。
一般に、腰痛やリウマチ等の治療において、医師の同意があれば、鍼灸師や柔道整復師からハリやマッサージの治療を受けた場合でも公的保険が使えます(ハリ治療等は公的保険でいう通常の「療養の給付」には該当せず、一旦自分で立替払いを行った後に払い戻しを受ける「療養費」に該当します)。
民間の医療保険においても、治療の必要性を公的保険の診療と同じ基準で考えますので、その病気やケガとハリ治療等との間に関連性があることが必要であると理解していたほうが無難です。
通院保険金を受けるためには、対象となる通院が入院後に引き続き治療を行うためのものであることが必要になります。そのため、ケガ等で入院し、その退院した後で、しびれや痛みが残るような場合に医師の同意書があれば、保険金は支払われるはずです。
医師の同意なく、自分で治療に通った場合、通院保険金が支払われない場合がありますので、事前に保険会社に相談し、確認することをお勧めします。

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質問29.在宅療養金が支払われるための条件と手続きについて教えてください?
答)在宅療養金とは、病気やケガで入院し、その後退院したときに支払われる一時金のことです。
保険金額については、「退院時に10万円を支払います」、あるいは「入院保険金の10倍を支払います」といったようにいずれも固定額で一括して支払われます。
入院して退院した時には何回でも支払われますが、
@ 20日以上入院した場合にしか支払われないこと
A 前回の退院日の翌日から180日以内に再度入院した場合、その退院後の在宅療養の場合には支払われないこと
といった条件が付いているはずですのでご注意ください。
退院すると一時金として支払われますので、該当する入院をして退院後、速やかに保険会社に連絡のうえ、保険会社が指定する書類を取り寄せ、記入のうえ印鑑証明等必要書類を添えて保険会社に送付してください。

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質問30.保険金の種類によっては、ある年齢以上になると、受取額が少なくなると聞きましたが、どういうことか教えてください。
答)多くの方が加入している医療保険の中で、最も期待されている保険金、使い勝手のよい保険金は、がん保険の診断一時金であると思います。
診断一時金とは、がんと診断されたら数百万円一括して支払われる保険金で、一般的に保険金の中では支払い金額が最大のものです。
そこで診断一時金についてですが、残念なことに多くのがん保険では65才以上になると受け取る保険金が半額になります。ホームページや新聞広告では。「がんと診断されたら300万円」といった記事を目にしますが、同じサイズの文字で「65才以上になったら半額になる」とは書いていません。勿論、分厚い約款には書いているはずですが。
理由があります。
がんの発生率について、65才を超えるとがんになる率が急激に高くなるからです。がんの発生する確率が低い、若いときには保険金を満額受け取ることができますが、発生確率が高くなると保険金は半額になります。保険会社として保険金支払い負担を抑えているためです。
安い保険料は、増えてくる患者に支払う保険金を少なくすることで、実現していると考えれば理由はわかります。
しかし、治療費の準備金として満額の受け取りを期待していると痛い目に会いますのでご注意を。

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質問31.保険料は一生払い続けなければならないのでしょうか?
答)終身保険の場合、原則として一生保険料を支払い続ける必要があります。
但し、次のような特約がついているものがあります。
  • @一定年齢までに一生分の保険料を支払い終わる選択肢があるもの
  • A一定の病気や状態になった場合に保障期間の保険料免除特約がついているもの
@については、45歳までに加入すれば60歳とか65歳までに、45歳以上加入であれば70歳とか80歳までに一生分の保険料を払い終える内容になっています。
次に、Aについて一般的に特約がついているのは、高度障害状態になった場合に保険料の支払いを免除するというものです。高度障害状態とは両目を失明したり、両手や両足を失うような状態をいいます。
その他、最近ではある程度以上の要介護状態になった場合や、「がん・心筋梗塞・脳卒中と診断されたら保険料はいりません」、という広告が目につきます。
後者は少し言いすぎで、心筋梗塞や脳卒中と診断されても、日常の活動がひとりで困難な状態になるような場合でなければ保険料は免除になりません。心筋梗塞と診断されたが、軽症ですみ、数日で退院して職場に復帰したという場合は対象外です。勿論、保険料支払いが免除にならなくても、軽い病気ですんでよかったと考えるべきでしょう。
最後に、夫が医療保険に加入し、妻も被保険者としてその保険料を支払っていて亡くなった場合、妻の保険料が免除になり、保障(保険金を受け取る権利)は残るという保険もあります。
夫婦相互に、かけていた保険についての情報共有ができていればよいのでしょうが。

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質問32.医療保険についている死亡時の一時金は、事故など、病気以外の原因による場合でも支払われますか?
答)病気以外に、不慮の事故や自殺も含め、被保険者が死亡した場合には死亡保険金が支払われます。
不慮の事故には、一般的に事故といわれる多くのものを含みます。鉄道事故、交通事故、飛行機事故、医療過誤や薬害、火災や化学物質による事故、さらに第三者による他殺などを含みます。
但し、次のような場合には支払われません。
  • @ 責任開始期より3年以内の被保険者の自殺
  • A 死亡保険金受取人または契約者による被保険者の故意による死亡
  • B 戦争や動乱による死亡
Aについては、いわゆる保険金殺人に該当するものですが、言葉の定義がわかりづらいと思いますので解説します。
夫が子供の死亡に備えて死亡保障についた保険に加入し、妻が死亡保険金を受け取る場合を考えます。この場合、夫が契約者、死亡の対象となる子供が被保険者、妻が死亡保険金受取人となります。
従って、Aでは妻か夫が子供を殺害した場合、夫も妻も保険金は受け取れないということをいっています。当然といえるでしょう。

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質問33.夫が主契約者となって、2年前に夫婦契約でがん保険に入りました。最近になり、加入して10年以内に夫が死亡した場合は、夫の死後も私が夫の保険料を支払わなければならないと、友人から聞きました。本当ですか?
答)今の保障を確保しておきたければという条件がつきますが、保険料を支払わなければならない保険があります。
主たる契約者が亡くなった後については、つぎの4つの場合があります。
  • @ 保険そのものが終了してしまう
  • A 保障は続くが保険料は支払う必要がなくなる
  • B 主契約者がなくなっても主契約者分を含めた保険料を支払い続ける
  • C 配偶者単独型の保険に切りかえる
お問い合わせの保険は、Bのタイプに該当し、夫が亡くなった後も、夫の分を含んだ二人分の保険料を支払わないと保障が継続できません。そのかわり、保険事故(この場合、加入後10年以内の夫の死亡)が起こらなければ、他の夫婦型のがん保険よりも保険料が割安になっていることが考えられます。
ただ、民間の保険ですので、保険料支払い義務を負いたくないと思えばその時点で保険を解約するか、保険料の支払いを中止して、他のがん保険に入ることも可能です。借金を引き継いで返済義務が残る場合とは異なり、保険料を支払い続ける義務が残るわけではありません。
勿論、その場合には、夫婦契約した保険の保障はなくなります。
なお、別の保険に切り替える際に、最初の保険加入時より年齢が高くなって、同じ保障水準を確保しようとすると、別の保険に入る方が割高になる可能性もあります。自分ひとりで加入するので保険料は安くなるはずですが、年齢に応じ、保険料も上がっている可能性があるからです。
損得を見極め判断することが重要になりますが、保障の内容が複雑で理解できない、自分ひとりで判断できないような場合には、保険代理店等で無料のアドバイスが得られるはずです。迷った場合にはご利用をお勧めします。

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質問34.失業したため保険料を支払えなくなってしました。いつ再就職できるかもわかりません。保険を解約するしか方法はありませんか。支払えなくなった後は、いままでに支払った保険料は、まったく戻ってこないのですか?
答)保険料を支払わないと、保険は保険会社によって解除されます。
ただ、その後一定期間内(通常6ヶ月)に、一時的に保険料を支払わなかった期間の分も含めて保険料を支払うと、保険料を支払っていた時と同じ条件で保険を復活することができます。
保険料が支払えない以上、一時的な解約はやむを得ませんが、早期に再就職できた場合には保険を復活するのが得なはずです。
次に、保険が解除された場合、今まで支払った保険料が一切かえってこない場合と解約返戻金を受け取ることができる場合とがあります。
解約返礼金があるかないかは、事前に契約で決まっていますが、保険の内容がほぼ同じであっても解約返礼金のある・なしで保険料にかなりの違いがでます。当然、解約返戻金がない方が保険料は安いわけで、保険加入時に確認が必要です。ただ、返ってくる場合でも、支払った保険料の累計額と比較するとかなり落胆する水準であるはずです。
その他、保険の復活以外にも「払済保険(はらいずみほけん)」に変更する方法があります。
「払済保険」とは、ある程度、長期に保険に加入して解約返礼金が貯まっていることが条件になりますが、解約返礼金を元手にして、以後の保険料を支払わずに、受け取る保険金の水準を下げて、保険期間中保険を継続できるものです。
是非、解約する前に保険会社に相談してみてください。

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