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がん治療の後、手や足にむくみが現れることがあります。手術に伴いリンパ節をとった場合や放射線治療でリンパ節やリンパ管が傷ついた場合に、リンパ液の流れが悪くなり、手や足にリンパ液がたまったまま「むくみ」や「腫れ」が起こります。これを「リンパ浮腫」といいます。例えば、乳がんや子宮がん、前立腺がん等では治療に伴いリンパ節を取り除いたり、放射線治療を行うことが多く、長期間の観察では、乳がん・子宮がんの手術後50%前後リンパ浮腫が発症するといわれ、どのような治療法を選ぶかによっても発症率に差があるようです。日本で10〜12万人の患者さんがいるといわれています。
リンパ浮腫は徐々に進行する慢性の病気です。放置すると感染症を含むさまざまな合併症を起こします。また、進行すると患者さんの外見や体形の見た目も悪くなり、外出を避けるようになることから精神面でも悪影響を及ぼします。リンパ浮腫はがんの治療を終えてすぐに発症することもありますし、3年経過して、あるいは10年以上経過して発症することもあります。したがって、がんの治療に伴いリンパ節を取り除いたり、放射線治療を行った場合には、その直後からリンパ浮腫の発症にそなえて次のようなケアを開始することが必要になります。リンパ浮腫は完全に治すことはできませんが、適切にケアをすることで管理し、悪化を防ぐことができます。 |